私はピアノを教える仕事が好きです。出来なかった部分が弾けた瞬間の笑顔を見るのが何よりの楽しみです。どうしたら弾けるようになるのか一緒に考えたりそのお手伝いが出来たら幸いです。ピアノを演奏する技術はもちろんですが、教える技術の大切さをピアノ教室を始めて実感しています。ピアノ講師の経験は長くなってきても、常にピアノが上手くなりたいという気持ちと、教えることの繊細さを忘れないよう心掛けたと思っています。

 

努力の仕方が大切です。がむしゃらに何回も弾くばかりではなく、どんな練習をすると良いか見極めてアドバイスし、私からの一方向ではなく自分で考える姿勢が身に付くよう心掛けて指導しています。

 

自宅での練習はとても大切です。スイミングやお習字は、その習い事に行っているときだけ頑張るイメージ(子供のうちは…突き詰めておられる方はちがうと思ってます)ですが、ピアノの場合は週に一度、教室に通うだけで家で練習しなければ、レッスンで先週やったことを思い出すことから始まり、その先へ進むころにはあと少ししか時間がない・・・という状態になってしまいます。お子供さんの場合は出来るだけピアノに向かう習慣が付くように保護者の方の協力も大切です。でも大人も子供もみんな忙しい。もしご自宅で練習出来なかったとしても、レッスンで頑張れることもあります。だから、練習出来てなくても重い気分にならず教室にいらして下さい。
     
焦らず怠けず。尊敬するピア二ストに掛けられた言葉で、ずっと胸に残っています。人と比べたりしないで、昨日の自分より少しでも上手くなるように、またその変化にしっかり気が付けるよう心掛けたいと思います。

自分のことになりますが…。2017年に女の子を出産しました。出産する前も生徒さんの気持ち、保護者の方の気持ちをその立場に立って想像してきましたが、ひしひしと子育ての大変さや子供への思いを実感しています。